各地で記録的な大雨 再び大雨のおそれも 避難情報に注意を | NHKニュース
西日本と東日本の各地で記録的な大雨となっています。九州北部や中国地方では雨雲は抜けつつありますが土砂災害や川の氾濫など災害の危険性は高い状態が続いていて引き続き、厳重な警戒が必要です。一方、前線の活動が活発な状態はこの後も続き、西日本から東北にかけての広い範囲で再び大雨となるおそれがあります。自治体からの避難の情報に注意して、できるだけ安全な場所で過ごすようにしてください。
気象庁によりますと、停滞する前線の活動が活発になっている影響で、九州や中国地方など西日本や東日本の各地で記録的な大雨となっています。
九州北部や中国地方では活発な雨雲は抜けつつあり、気象庁は午前6時10分、佐賀県と長崎県、福岡県、それに広島県に発表していた大雨の特別警報を、いずれも警報に切り替えました。
ただ、これまでの雨で地盤が緩み、川の水位も高い状態が続いているところがあります。
過去には特別警報が解除されたり雨が弱まったりしたあと、数時間以上たってから土砂災害や川の氾濫が発生し、なかには犠牲者が出たケースもあります。
けっして油断せず、引き続き、自治体が発表している情報などに従って身の安全を確保してください。
太平洋側中心に激しい雨続く
前線はしだいに南下し、この時間は西日本と東日本の太平洋側を中心に発達した雨雲が流れ込んでいます。
午前8時までの1時間には
▽和歌山県が田辺市龍神村に設置した雨量計で34ミリの激しい雨を観測したほか
▽神奈川県箱根町で33.5ミリの激しい雨が降りました。
総雨量1000ミリ超1か月分の3倍超も
今月11日の降り始めからの雨量は
▽佐賀県嬉野市で1024ミリ、
▽長崎県雲仙岳で935.5ミリ、
▽熊本県山鹿市で855.5ミリ、
▽福岡県大牟田市で855ミリ
▽広島市三入で502.5ミリ、
▽岐阜県下呂市萩原で466ミリ、
▽長野県南木曽町で383.5ミリ、
▽滋賀県近江八幡市で346.5ミリなどとなっています。
多いところでは平年の8月1か月分の3倍を超え、経験したことの無い記録的な大雨となっていて、各地で川の氾濫や土砂災害が発生しています。
土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
佐賀県と長崎県、福岡県、大分県、熊本県、広島県、徳島県、大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、愛知県、岐阜県、静岡県、長野県、山梨県、神奈川県、東京都、千葉県、それに福島県です。
また、福岡県、広島県、山口県、島根県、岐阜県、長野県では氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。
今後の予想
今後の見通しです。
前線上にある低気圧が今夜にかけて西日本と東日本を通過するため、太平洋側を中心に非常に激しい雨が降るおそれがあります。
雨はいったん弱まったあと、前線が再び北上して16日から17日にかけて西日本から東北の広い範囲で再び大雨となるおそれがあります。
16日の朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽九州南部で180ミリ、
▽東海で150ミリ、
▽近畿で120ミリ、
▽九州北部と四国、関東甲信で100ミリと予想されています。
さらに17日朝までの24時間には
▽九州北部と南部で100ミリから200ミリ、
▽四国で100ミリから150ミリ、
▽近畿、東海、それに関東甲信で50ミリから100ミリの雨が降る見込みです。
気象庁は西日本から東北の広い範囲で土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するよう呼びかけています。
前線は1週間程度停滞・災害起きる前に安全確保を
気象庁によりますと、前線は週末の20日ごろにかけて日本付近に停滞する見込みです。
これまでの大雨で災害が発生していない地域でも危険な状態になっているところがあり、今後の雨で規模の大きな災害が発生する可能性もあります。
雨がやんだり弱まったりしても決して油断することなく、ふだんより細かく雨雲の状況や土砂災害の危険度などを調べ、危険が迫る前に安全な場所に移動するようにしてください。
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