広島市に大雨特別警報 午前8時45分 最大級の警戒を 気象庁 | NHKニュース
活発な前線の影響で、広島県には発達した雨雲が流れ込み、気象庁は午前8時45分、広島市に大雨の特別警報を発表しました。
広島県内ではその後も線状降水帯が確認され、非常に激しい雨が同じ場所に降り続いています。
周囲の状況を確認し、避難場所への移動が危険な場合は近くの頑丈な建物に移動したり、建物の2階以上に移動したりするなど、少しでも命が助かる可能性が高い行動をとってください。
気象庁によりますと、日本付近に停滞する前線の活動が活発になっている影響で、広島県内ではけさから急激に雨雲が発達し、非常に激しい雨が降っています。
気象庁は午前8時45分、広島市に大雨の特別警報を発表しました。
5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報です。
これまでに降った大雨で数十年に一度しかないような甚大な被害の危険が迫っているとして、気象庁は土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に最大級の警戒を呼びかけています。

その後も広島県内には雨雲がかかり続けていて、レーダーによる解析では、午前9時すぎまでの3時間に降った雨の量が、広島市安佐北区付近や安芸高田市付近、それに北広島町付近で160ミリから170ミリに達する大雨になっているとみられます。
このため気象庁はきょう午前9時19分に、広島県で線状降水帯が確認され、非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
発達した雨雲は九州などにも流れ込んでいて、午前8時までの48時間に降った雨の量は
▽長崎県雲仙岳で720.5ミリ
▽長崎県島原市で540ミリ、
▽熊本県天草市本渡で488ミリ
▽長崎県南島原市で492ミリに達し、
いずれも観測史上最も多い、記録的な大雨となっています。
これまでの雨で土砂災害の危険性が非常に高まり福岡県、長崎県、佐賀県、大分県、熊本県、鹿児島県、広島県、富山県、石川県、新潟県では「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
また、福岡県と熊本県、山口県広島県それに島根県では氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。
今後の予想
今後の見通しです。西日本や東日本では14日にかけて雷を伴って非常に激しい雨が降り東北でも激しい雨が降って大雨となるおそれがあります。
14日朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで、
▽九州北部で300ミリ、
▽九州南部と四国、近畿、東海、関東甲信で250ミリ、
▽中国地方と北陸で200ミリ、
▽東北で120ミリと予想されています。
その後、15日朝までの24時間に降る雨の量は▽九州北部と南部、四国、近畿、東海、それに関東甲信で200ミリから300ミリ、▽中国地方と北陸で100ミリから200ミリ、▽東北で50ミリから100ミリと予想されています。
気象庁は土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒するよう呼びかけています。災害が発生する前の安全確保を心がけて下さい。
周辺の状況が悪化するなど避難所への移動が難しい場合は、建物の2階以上で崖や斜面と反対側の部屋に移るなど、少しでも身を守る行動を取ってください。
前線は1週間程度停滞
前線はこのあとも1週間程度本州付近に停滞する見込みで、西日本から北日本にかけての広い範囲で総雨量が増え、各地で大雨になる見込みです。
あらかじめ自分が住む場所の危険性をハザードマップなどで確認するとともに、ふだんより細かく雨雲の状況や土砂災害の危険度などを調べて危険が迫る前に安全な場所に移動するようにしてください。
特別警報の発表は先月10日以来
特別警報が発表されたのは先月10日に鹿児島県と宮崎県、熊本県の各地に発表されて以来です。
気象庁・国交省 午前10時から記者会見へ
広島市に大雨の特別警報が発表されたことについて、気象庁と国土交通省はこのあと午前10時から記者会見を開き、今後の警戒点などを説明することにしています。
政府 「官邸連絡室」に切り替え
政府は大雨への対応を強化するため、12日に総理大臣官邸の危機管理センターに設置した「情報連絡室」を午前8時45分に「官邸連絡室」に切り替えて情報収集と警戒に当たっています。
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